前走後疲労の為、天工トレーニングセンターに放牧に出ていたプレザントシチーですが、先週帰厩しました。しかし、速いところを乗ればすぐに疲れが出、状態としてはかなり悪いです。
それでも未勝利戦もあと僅かということで、とにかく無理矢理でも帰厩させ、出走できるかどうかを調教師が判断し、無理に出走させるか、”未勝利戦に間に合わないことから”というお約束の文言で出走に至らずに引退するかの二択となりそうです。
能力的に秀でている馬なら、多少状態が悪くてもなんとかなるかも知れませんが、現在のところプレザントシチーは未勝利戦勝ち負けで一杯一杯の能力しかありません。
そんな馬が100パーセントの力を出せない状態でレースに出ても、結果は見え見えです。同じく今週帰厩予定の3歳未勝利愛馬フローラシチーといい、無理矢理帰厩してくる軍団は1度出走して大敗して引退というパターンが常道でしょう。驚異の頑張りを見たいものですが、過去そんなので大成した馬は愛馬では1頭もいません。
少なくとも7月に未勝利戦を勝ち上がり、その後500万クラスも勝ったダブルダンスシチーは状態は良かったですから・・・。
前走前 4月28日 栗東坂路 不良馬場 叩き一杯に追う
1回
助手
4F 56.2
3F 41.2
2F 27.2
1F 13.6
フレシータ(3歳未勝利)馬なりに0.1秒先行0.1秒遅れ
7月15日 栗東ニューポリトラック 良馬場 強め余力
助手
6F 82.4
5F 66.9
4F 52.9
3F 39.7
1F 12.6[9]
ドレッドノート(2歳新馬)馬なりの外を0.2秒追走5F併せアタマ遅れ
7月21日 栗東ニューポリトラック 良馬場 一杯に追う
助手
6F 82.9
5F 66.8
4F 52.5
3F 39.2
1F 12.5[9]
エリモミヤビ(2歳未勝利)一杯の外を0.5秒先行0.4秒遅れ
7月25日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.7
3F 41.9
2F 27.2
1F 13.2
ダンテスク(2歳未勝利)一杯に0.1秒先着
7月28日 栗東E 良馬場 ゲート強め
助手
13.6
12.2
13.2
15.4
7月15日、クラブHPでの近況ではプレザントシチーの状態は相当悪そうに思えましたが、案外いい動きですね。そこそこの能力はありそうなのですが、万全の状態なら未勝利戦くらいは勝てそうなのですが。
7月21日、2歳未勝利馬に先行して遅れをとっています。先週と動きもそう変わらず、良化が感じられません。
7月25日、相変わらず2歳の未勝利馬と併せられています。さすがに今回は一杯の相手に馬なりで先着しましたが、時計、動きとも平凡で、まだまだいい状態とは思えません。
一応クラブ公式HPでは今週の出走予定に入っていましたが、正直、まだ早いですね。
7月28日、ゲート練習をしました。まだ追い切り本数が物足りないですが、クラブ公式HPでは今週出走予定になっています。しかし、出馬想定表にはなく、来週の出走になるのではないでしょうか。その方が良いと思います。
2010年8月3日(火) 金 沢 第8競走 ダート 1400m(右)14:55発走 |
JRA交流 金沢犀川賞3歳中央3歳未勝利 (サラブレッド系 3歳 定量) |
賞金 1着600,000円 2着120,000円 3着54,000円 4着42,000円 5着24,000円 |
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表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。
1970年1月21日生まれの40歳。中央移籍後7年目。石坂正厩舎所属所属。
1987年に園田競馬所属でデビュー。小牧太、岩田康誠に次ぐ存在だったが、年間勝利数は二人の半分ほどだった。そのままの実力しかなく、馬を操る能力は高くない。掛かる馬を制御し切れず、馬群に入るとリズムを欠く。
1番人気での連対率は低い。コース相性がいいのは中京と福島。強引な動きをするので、他のジョッキーから信頼されていない。
2010年8月1日終了現在JRA通算186勝。勝率5.5パーセント、連対率11.6パーセントと数字は低い。重賞は08年のヴァンクルタテヤマによるプロキオンSの1勝のみ。
2009年は年間25勝も、本年はここまで5勝と厳しい状態。徐々に騎乗依頼も減りつつある。
私ほっさん厩舎と赤木高太郎騎手は過去2度騎乗していただいていますが人気通りという印象です。
中央よりも地方の競馬場の方が水が合うかも知れませんが、残念ながら、今回勝てるイメージが湧きません。
ほっさん愛馬での成績
2006年 7月 2日 パノラマシチー 福島ダ1150m 10着/8番人気
2009年12月13日 プレザントシチー 中京ダ1700m 8着/11番人気
マヤノカゼノコ
昨年10月の2歳新馬戦以来の出走。その時は最下位人気で10頭立ての6着。未勝利末期ということで無理矢理出走している感が否めず(我らが愛馬プレザントシチーも全くその通りなのですが><)、勝ち負けレベルではない。
追い切りの動きも未勝利でも不満。
プレザントシチー
ここまで2戦して8着8着だが、特に前走は不利がなければ4着はあったかという内容。能力は交流戦なら上位だが、トモに不安を抱え、本来なら放牧されていて当然の状態。未勝利戦末期の無理矢理帰厩でとても強気にはなれない。
追い切りの動きも緩く、脚元の状態が万全でないことは明白。
しかし、自身が晩成だったタップダンスシチー産駒でもあり、1つ勝ち上がり、トモが万全な状態であればもっとやれるかも知れないし、これからの成長も期待できる。
ひとにかく、まぐれでもなんでもいいのでここは勝ちたい。
ビントサリエ
父はノボジャックと地方血統だが、前々走は中央の未勝利戦で3着、そのことが評価され前走は2番人気(6着)とここでは抜けた存在。
追い切りもメンバーの中では動いている方。
おそらく1番人気。
テラフィールド
追い切りの動きはメンバー随一。しかし、レース結果は13、16、11着と3戦していずれも二桁着順。ただの調教大将なのか、それとも素質はあるのでガラリ一変するのか。
スマートグリッド
4月の金沢の交流戦では2着。しかし中央ではいいところなし。そこでまたこの舞台に。おそらく3番人気か。
追い切りの動きは前走前の方が良かった。
コヴェンティナ
キャロットクラブの所属馬で私に馴染みの深い清水出美厩舎の所属馬。
こちらも金沢の交流戦で2着の実績がある。中央でも4着5着など実績があり、1番人気或いは2番人気だろう。
追い切りは軽すぎる感。
結論
ずばり交流戦とはいえ、相手もそれなりですし、プレザントシチーは常識的には4、5着と思われます。能力的にはどんぐりの背比べなのですが、プレザントシチーは明らかにいい状態ではありません。それが万全の状態であれば勝ち負けも期待できるのですが、とにかくこのレースが最後のレースにならないように、格好はつけて欲しいと思います。
プレザントシチー(8着)
「4角の不利が痛かったですね。そこまでは入着くらいはありそうだったんですが。もう少し体がしっかりしてくればもっと走ってきそうです。」(丸山元気騎手・競馬ブック)
「直線入り口で他馬に内から寄られて、トモを引っ掛けられるような形になっていた。そこまではいい感じだっただけに惜しまれる。」(競馬ブック)
プレザントシチーのスタートは普通ですが、ダッシュがつかずに(トモの状態が悪いわけですから当然ですが・・・)8番手を追走します。ところが追走に一杯一杯で早くも向正面で激しくムチが飛びます。もはや競馬になりません。そのまま流れ込んで勝ち馬から2.1秒も離された8着。地方交流戦でこれでは正直どうしようもありません。
JRA所属馬6頭のこのレースで屈辱の7番人気(一部の地方馬よりも低評価)でしたが、それどころか8着と全くいいところがなく、未勝利戦終了までの残された時間を考えるとトモの良化も考えづらく、もはやギブアップというべきでしょう。
最後のあがきとして芝のレースなら・・・と思いますが、今回の敗戦でそこに出走することすら難しく、疲労などの状態を伴い引退というのが濃厚です。
タップ産駒ということで、購入時にも半信半疑でしたが(少なくとも種付料50万円の種牡馬の産駒としては募集総額1200万円は高過ぎると何度も言い続けました)、馬体が良く見えて購入したプレザントシチー。ですが、トモの状態が悪くこれは競走馬にとって致命的でした。
同じ07年産の期待馬ローザグランデも全く同じ状況で、私が馬体が良いと思った馬はことごとくトモが悪く成績も低迷しています。これは私の相馬のなさで、まだまだ修行が足りないと猛省しております。
本日更新されたクラブ公式HPのプレザントシチーの近況報告では、まだ続戦を匂わせていますが、トモの状態が悪いからこれだけ負けているのであって、あと僅かに迫った未勝利戦の終了までにはとても間に合うわけもなく、結果は見えています。
引退を望むわけではありませんが、贔屓目に見ても厳しく、引退やむなしと思います。
2010年 5月 1日 第2戦 3歳未勝利 新潟ダ1800m (8着/10番人気)
2009年12月13日 デビュー戦 2歳新馬 中京ダ1700m (8着/11番人気)